DX戦略について

2022年2月24日現在

コマツ産機 代表取締役社長 北出 安志

 コマツ産機は自社を取り巻く外部環境や課題に対し、成長戦略3本柱 ①イノベーションによる価値創造、②事業改革 による成長戦略、③成長のための構造改革 を推進し、持続的な成長を目指します。それぞれの戦略において、DXを積極的に活用及び推進していきます。

1. イノベーションによる価値創造

 2001年から、コマツの建設機械に標準装備されているIoT ”Komtrax”を2009年より産業機械にも展開。産業機械業界においてもいち早くIoTを導入し、稼働状況を工場から離れた場所でも管理確認できるツールとしてご提案しております。 2020年からは追加機能として「Komtrax使われ方モニタ」の提供を開始、稼働状況の「見える化」だけでなく、機械の健康診断、機械の使われ方も「見える化」することができます。また、AIを利用して故障する前に部品の交換時期を判断する 予知保全システムを大型プレス向けに提供を開始いたしました。機械にだけ注目するのではなく、その機械を使われるお客様のモノづくりの「現場」の様々な課題解決策を提供することに注力してまいります。
 また、コマツ産機の機械の導入をご検討されているお客様向けにオンライン展示場見学会を行っております。コロナ禍による移動の制限や、お住まいが遠いといった理由で展示場にお越しいただけなったお客様にもぜひ我々の機械を見ていただき、コマツ産機が提案する「未来の現場」を感じていただければと思います。

2. 事業改革による成長戦略

 コマツの産機事業はコマツ産機とコマツ⾦沢⼯場の連携により、お客様のニーズに応じた機械の製造を⾏っております。建設機械と産業機械それぞれで培った技術やリソースを互いに活かしあうことでシナジーを拡⼤させ、よりより製品をお客様に届けられるように邁進してまいります。
  また、DX推進についてはコマツの情報戦略部門と連携しており、社内ICT環境の構築や整備だけではなく、社内システムの改善やICTを活用したサービスの開発についても建設機械事業と産業機械事業それぞれの強みを活かしながら取り組んでおります。

3. 成長のための構造改革

 2020年、「ICTビジネス推進室」を設置し、先述した産業機械用Komtraxや予知保全などICTを利用した製品・サービスの開発や社内のDX推進を行っております。社内業務のDX改革(電子化・自動化・見える化)によって、より多くのリソースを開発やサービスに投入することができるようになるため、 お客様の現場の改善にお役に立てる製品開発、よりよいサービスの提供につながるものと考えております。
 重点活動を通して、時代の進化を捉え先進テクノロジーを追求し、お客様に「未来の現場」をご提案すべく、多種多様なニーズへの対応や生産性の向上にお力になれるエキスパート企業をめざして参ります。

4. DX戦略の達成度を測るKPIについて

 企業収益の向上をもってDX戦略の達成度の指標といたします。毎年のコマツ産機単独業績については官報にて公開し、コマツグループとしてはコマツのウェブサイト(リンク)にて公開いたします。また、経営の中期計画における重点活動にDX活用による価値創造を掲げており、取締役会等でその進捗を管理しています。 その管理対象としている指標の1つに大型プレス向け予知保全導入ライン数があり、2020年度末の納入実績は9ラインです。今後の目標値についてはコマツグループの中期経営計画公表と合わせて本ウェブサイトに掲載いたします。

戦略の進捗状況はこちら(PDF)

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