私が所属する部署では、プレス機の制御に関するキーコンポーネントの開発を行っており、その中でも私はコントローラの開発を担当しています。コントローラはプレス機やその周辺に取りつく機械全ての制御を担っている言わば「脳みそ」にあたり、お客様が安全に、良い製品を、より早く生産するための制御が要求されます。コントローラ画面のデザイン、入出力のシーケンス制御、モータ制御など複数の開発に携わっていますが、特にモータ制御では、設定したモーション通りにプレスを動かすため、コントローラからモータに指令を出力し、指定した位置で指定した速度に変速させるソフトウェアの開発を行っています。試作機の性能試験にも実際に立ち会って、目標とする性能達成を目指しています。

一番の醍醐味は開発したものが実際に形になったときです。ソフトウェア自体は目に見えるものではありませんが、機械が指令した通りに動いているのを見ると、開発したソフトウェアが正常に動いていることがわかるので喜びを感じます。実際の開発現場では事前検討を重ねても問題が発生することもありますが、問題に対して携わっている設計者全員が一体となって解決に挑み、解決したときは大変感動しました。また設計段階で常に考えておかなければいけないこととして、それはユーザー目線に立って設計できているかです。これを実行していくことは非常に難しく感じるのと同時にやりがいを感じます。

就職活動は様々な知識や経験が得られるおおきなチャンスです。今までじっくり自己分析をしたことない人がほとんどだと思います。自分の長所、短所が何なのか？客観的に見た自分はどうなのか？知るには良い機会だと思います。そして、目上の人に対する話し方、メールの打ち方等、社会人になって役立つ経験・知識が得られるので頑張ってください。